小さい頃を思い出しました

今でも良く覚えているんだけどね、

いつのころからか、

 

「私以外はニセモノ」って思っていたんだ。

お父さんやお母さん、みんながニセモノなの。

草も、木も、家も、電話も、車も。

 

面白いって言うか、

なんていうか・・・でしょ?

 

でね、今見ている風景ではない、

視界に入っていない自分の後ろは、何にもないと思っていたの。

 

だからお母さんに、

「ねぇ、私の後ろって何もないよね?」

って何度か聞いてた。

 

でも、お母さんは、

「後ろを振り向いてみて。いつもの景色でしょ?

 あなたが見ていない時でもこの景色はあるよ」って言ってた。

 

「でも、お母さんはニセモノだから、

 ウソをついているんだ!

 誰に聞いても本当の事はわからないんだぁ」

って思ってた。

 

高速で後ろを振り向けば、

予想していた「無」を見られるんじゃないか?って、

首を速く回したり、

薄目の状態で、

誰にも見つから無い様に視線を横に移動してみたりしてたなぁ。

何度も、何度も試していたんだ。

 

でも、一度も予想していた世界を見る事は出来なかった。

でも、子どもながらにその事を信じていた。

同時に、チョッピリ孤独も感じながら・・・。

 

今でもその考えは抜けきれなくて、

「もしかして、この後ろは何にもないんじゃないか?」って

思う時がある。

 

小さい頃は、いっつも気になっていたなぁ。

それが小さかった私のおっきな世界だった。

 

そんな自由な発想って私は好き。

 

ディズニーみたいな、

そんな自由なイメージ、発想ありませんでしたか?